原田病で同意書が必要な検査と治療は「蛍光眼底造形検査」「腰椎穿刺(ようついせんし)」「ステロイドパルス」の3種類です。
こんにちは、こぴちょあです。
原田病を確定する検査は入院前にも入院後にもたくさん行いました。その中には同意書が必要だった検査や治療もあったので、今回はそのことを書きたいと思います。
同意書というと、私には手術の際にサインをするというイメージがありました。ただ原田病の場合、行うのは薬物治療なのですが、その際に行った2種類の検査と薬物治療の際にも同意書が必要だったのです。
蛍光眼底造形検査
蛍光眼底造形検査を入院前と入院後で2回行いました。どうしてだと思いますか?
この検査は造影剤が網膜に流れる様子を撮影することで、病変を詳しく観察することができ、またその結果で治療方針を決定するのだそうです。
蛍光眼底造形検査のやり方は、まず瞳孔を開く目薬を使い瞳孔を開き、腕の静脈に点滴をします。そこから蛍光色素を注入した後、眼底撮影を行います。撮影開始から20分くらいで検査は終了となります。
この検査のあとは、たくさん水を飲むこと!これが重要なんです。なぜなら、蛍光色素を体内から出さないといけないからです。
私は日ごろから水分をあまりとらない傾向にあったので、その検査後は、しばらく意識してたくさん水を飲むよう心がけました。
検査の途中で気分が悪くなったりすることもなく、無事終えることができた事は幸いでした。まれなことらしいですが、人によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあるのだそうです。
腰椎穿刺(髄液検査)
この検査は前回の「原田病で入院」でも書きましたが、背中を丸めて背骨に注射針をさして行う検査です。重複するため、ここでは省かせていただきます。
ステロイドパルス療法
ステロイドパルス療法は原田病などの強い炎症を引き起こすぶどう膜炎、視神経炎などの疾患に対し炎症を抑えるために行う治療法です。
点滴で大量のステロイド剤を3日間続投与しますが、1ク-ルといいます。炎症の状況により1クール~4クールまで行います。
私の場合、2クールで炎症が治まってきたので、当初1ヶ月の入院予定が16日間で済みました。
ただそれで治療が終わるのではありません。退院した後は自宅治療になり、内服と点眼薬で治療を続けます。またその後も定期的に検診を受け続ける必要があるのです。
この病気は今の医療では完治する病気ではありません。薬が無事終了し、幸いにもずっと再発しなくても、定期的に検査は続けていく必要があるのだそうです。
次回はステロイドの副作用について書こうと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。