こんばんは、こぴちょあです。
10月31日というと思い出すことがあります。
ハロウィーン(Halloween)です。日本ではハロウィン?と言うみたいですね。
そんなハロウィーンもいつの間にか日本でも市民権を得たようですが、今年はコロナ禍で様子も違うことでしょう。それはアメリカでも言えることかと思います。
と言うことで今回のお話は、今から28年前に初めて経験したハロウィーンの話を書きたいと思います。昔話です。^^
良かったら今回もお付き合いください。
初めて参加したハロウィーン
私達が渡米したのは9月になってすぐのことでした。その少し前に4歳になった息子は、向こうに着いてすぐにナーサリースクールに通う生活が始まりました。
そこで初めて経験したのがハロウィーンでした。
初めてのことでしたが、ナーサリースクールの現地のクラスメートのお母さんに誘ってもらったので、息子の意向も聞かずに承諾してしまったんです。
それが、そもそも悲劇の始まりでした。
息子への配慮
息子のためと思った行動でしたが、今振り返ってみても、それは完全に息子の気持ちを無視した行動でした。親としてやってはいけない行動だったと思います。
向こうの慣習を知るには向こうの方と仲良くならなきゃと思っていた私は、息子が望んでいないのに無理強いしてしまったんです。
ナーサリースクールのクラスメートのうち半分が日本人だったわけですし、同じ地域にも日本人のクラスメートがいたにもかかわらず、誘われたことで舞い上がっていたのかもしれません。
英語でコミュニケーションが取れるわけでもない息子にとって、数人の現地のクラスメートとお菓子をもらうために近所を周ることは、楽しいどころか苦痛でしか無かったんです。
息子の様子に気づき
もちろん親たちも子供に付き添って周るわけですが、途中で息子の心の叫びに気づいた私は、言い訳をして先に帰ることにしました。
息子のことを考えずに、自分の好奇心だけで行動に移してしまった自分が情けなくて、息子に謝りました。
例え親でも悪いことをしたら素直に謝ると言う関係を築いてきたので、その時も息子に謝って許してもらいました。
なんとかしなくては
このままではと思った私は、近所といっても車で数分かかるんですが、同じクラスメートの日本人の子のお母さんに電話をかけてお願いをしたところ、快く承諾してくれたのです。
というのも、我が家と同様で初めての経験だったとのことで、やらせたくてもよくわからなかったので出来なかったようです。
クラスメートであり、日本人同士ということもあってか、さっきまでの息子の様子が一変し、私も救われました。
全然慣れていない英語にも関わらず、息子達は「trick or treat 」と言いながら、オレンジいろのカボチャのジャックオランタンを置いてある家を周っては、お菓子をもらって嬉しそうにしていました。
↓ジャックオランタンをペイントで書いてみました。( *´艸`)
余談ですが、我が家では毎年オレンジ色のカボチャを買っては、手先の器用な夫がカボチャをくり抜いて目鼻を作ってくれるので、それを玄関のドア付近に飾って参加表明をしていました。一度早く飾り過ぎて腐ってしまったことが…。おかげでスプーキーさが増しました。
( ´艸`)
※スプーキーはspookyと書きます。意味はご存知かもしれませんが、「気味が悪い」です。
息子には切なく辛い思いをさせてしまいましたが、途中で息子の様子に気づき遅まきながらも軌道修正できたことで、なんとか救われた気がします。
最後に
辛いハロウィーンデビューになってしまったのは、全て私のせいでしたが、幸いにも息子の様子に気づくことができました。そして軌道修正もできたおかげで、ハロウィーンを辛い思い出でだけで終わらせずにすみました。
それなのに、ナーサリースクールが終了した後にサマーキャンプへ行かせるのですが、再び親のエゴで息子に試練を与えてしまうことになります。
といったところで、今回はこの辺で。サマーキャンプでの私達夫婦の失敗は、またいつか、書ければと思っています。
最後までお付き合い、ありがとうございました。