こぴちょあぶろぐ

原田病になったことがきっかけで、このブログを始めました。今では料理など、自分の好きなことを中心に書いています。

「ステロイドを使用するにあったって注意すべき副作用とは」の続編

こんにちは、こぴちょあです。今日は前回の続きで「ステロイドの副作用について」書きたいと思います。最後までお読みいただければ幸いです。

 

ステロイドの副作用(その3)睡眠障害

ステロイドパルスの1クールが終了し、眠れない日々が続きました。いわゆる睡眠障害です。「まさか眠れないなんてことが起きるなんて!」今まで、そんなことがなかっただけに驚きましたし、眠れないことがこんなに辛いとは思ってもみませんでした。眠れないといっても1時間程度は眠れるのですが、眠りが足りないのになぜか目が覚めてしまうんです。小刻みに寝ているので寝た気がしない状態でした。

 

 

そんな時、ひとりの医師が睡眠薬を勧めてくださったんです。睡眠薬への抵抗はあったものの、それを飲むことで少しはまとまった睡眠をとれるならばと飲んでみました。担当医が処方してくださったのはマイスリーという睡眠薬です。今まで睡眠薬は飲んだことがなかったからか、この薬のおかげで4時間ほどですが、睡眠をまとめて取ることができ精神的にも楽になったのを覚えています。

 

 

ステロイドの副作用(その4)躁鬱状態が続く

鬱状態が早くから起こっていました。この症状が顕著に表れたのは帰宅後だったように記憶していましたが、実際に記録ノートを確認した所、どうやら入院中から出ていたようです。

 

 

記録ノートによると、「悲しいわけでもないのに、静寂な病室のベッドに横たわっていると涙があふれ出て困った。息を殺してむせび泣きながら、退院後の残りの人生についてあれこれ考えている自分がいる。家族をはじめ皆に助けてもらいながら生きているんだと痛感する。」などと書いてあった。その時書いたノートを読み返してみると、かなり悲観的になっている自分がいたことがわかります。人の記憶が、いえ私の記憶がいかにいい加減なのかが露呈しちゃいましたね。

 

 

帰宅後も睡眠障害がしばらくはあり何回か睡眠導入剤マイスリーのお世話になりましたが、それでも入院中ほど酷い状態ではありませんでした。自宅に戻ると比較的睡眠障害も落ち着くと言われていましたが、本当にその通りなのかもしれません。逆に躁鬱状態は入院中よりも激しく出ていました。帰宅後にそうした症状が多くでたのは、自宅に戻ってきた安心感からかもしれません。自分をありのままに出せる場所があるのはありがたいことです。とはいえ、笑ったかと思うと泣き出すという情緒不安定の日々が多くて、家族も大変だったと思います。

 

ステロイドの副作用(その5)ムーンフェイス、中心性肥満、野牛肩

ムーンフェイスの前に中心性肥満の症状が先に現れました。中心性肥満になると、お腹がポッコリとして手足がひょろっとする状態になります。餓鬼をイメージしてもらうとわかりやすいかと思いますが、ムーンフェイスになることばかりを気に病んでいたので、最初はこの症状に驚き、ネットで調べまくった所、ステロイド剤の副作用で、ステロイド剤の量が減るに従い治まる症状だと知りホッとしたのを記憶しています。

 

 

ではムーンフェイスは出なかったのかと言うと、実はこれも残念ながらしっかり出ました。私の場合、こちらの症状の方が出るのは遅かったのですが、治まるのにも時間がかかりました。

 

 

ムーンフェイスは若くない私でもめげたので、若い方ならなおのことだと思いました。幸いと言っては何ですが、私は仕事も辞めたので(というより体力的にも無理で辞めざるを得なかったのが現実ですが)、家に引きこもっていれば他人に顔をさらす必要はないので助かりましたが、それでも宅急便の方と接したりする際には、マスクをしていて隠れていても、なんとも気恥ずかしかったですね。

 

 

野牛肩にもなりました。首から肩にかけて肉がついた感じで、なんとも雄々しい感じでした。もともと痩せているわけではないので、なんか変?そんな感じでしたが、この盛り上がりって何?っていう感じで、ムーンフェイスや中心性肥満と違いはっきりと「副作用の野牛肩だ!」と感じるまでに時間がかかりました。ですが、この症状も長引いたものの、二つの症状とは違い、いつのまにか何となく元に戻った感じです。

 

 

いやぁ~、ステロイドの減量や終了と共になくなるものとはいえ、つくづく罪づくりな副作用だと思いました。

 

 

ステロイドの副作用はまだまだ続きますが、長くなったので、今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました。 

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