こんにちは、こぴちょあです。
かなり間が空いてしまったのですが、今日もステロイドの副作用の続きを書きたいと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
ステロイドの副作用(その6)体重の増加
ステロイドの副作用の一つに体重の増加があげられます。
ところが私の場合、退院後、最初のうちは増えるどころか減っていったんです。
16日間の入院生活での規則正しい生活を経て、バランスの良い食生活へと改善されたからでしょうか?もしかして『他の病気?』と心配になったほどです。
ステロイドパレスや内服薬で体重がすぐに増えるはずと思い込んでいたからです。
でも増えるどころか、むしろ減ってた理由を考えてみると、16日間の入院中に、一切間食をしなかったからかもしれません。
その上、病院食は栄養のバランスだけでなく塩分も控えめですし、動きの少ない病人の為に、1日の総カロリーを1,400にして作ってくれていました。
よくよく考えてみれば、薬で太りやすくなることを考慮して考えられた食事をいただいていたわけですから、太るわけがないですよね。
入院前の私の食生活と比べて雲泥の差です!増えるどころか減ったのは当然だったのです。それなのに、その当時はそんなことさえも気づかずにいました。
心配で健診時に相談までしちゃいました。
すると「50キロを下回らなければ大丈夫ですよ。」とまさかの医師からの返答でした。
それに気を良くした私は、「私には関係ない副作用なのかも!」なんて思ったりして。能天気にもほどがありますね。
痩せていくことで他の病気を疑っていた私は、そうじゃないんだと安心しきってしまい、それからは少しずつ間食を解禁したんです。自分がステロイドの内服中だというのに!
するとそれをきっかけに、面白いように体重も体脂肪率もじわじわと増え始めました。って、当然ですよね。ステロイドの内服薬で増えやすくなっている体なのに、そこへ隙を与えてしまったのですから。
それからです。だんだんと食欲を抑えるのも大変になってきたんです。その結果、最終的には10キロも増えてしまいました。
当時とても焦ったのを覚えています。
その間は、高血圧や糖尿病になっていないか不安で不安で…。そこで今度は体重が増加していることを何度か相談しました。きっと何らかのアドバイスをもらえるんじゃないかと思ってのことでした。
でもその度に「ステロイドのせいですから」と言われるばかりで、先生は気にもとめていない様子でした。今思えば、血液検査で高血圧や糖尿病の心配もなかったからこその先生の断言だったのでしょう。
医師の断言通り、ステロイドが終了した頃には、すんなり標準体重に戻っていました。
やはり単純に増量し続けたのではなく、ステロイドの影響だったようです。
ステロイドの副作用(その7)白内障や緑内障になる可能性がある
原田病の治療でのステロイドは、内服だけでなく目薬も使用します。
その間に、ステロイド性白内障やステロイド性緑内障になることがあるのだそうです。
白内障は年齢を重ねると誰にでも起こる病気ですよね。それが加齢ではなくステロイドのせいで早まるのは勘弁してほしいと思いますよね。それでもそうした副作用が出たとしても、ステロイド治療はやめられないのだそうです。
白内障の病気と原田病を比べたら、原田病の炎症を抑える方が優先だからということでした。
1年半かかって内服薬も目薬も全てが終了しましたが、その後に定期検診がありました。やはりステロイド性白内障は避けられませんでした。といってもまだ手術が必要と言う状況ではないとのことでした。
ステロイド性緑内障の方は、今回の検査では大丈夫でしたが、ステロイド治療を長期間していることで、眼圧が高くなりやすく緑内障が発症しやすくなるんだそうです。そういうことを確認するためにも毎回定期検査で眼圧の検査をするようです。
内服薬や目薬のステロイド薬を長期に渡って使用する場合、視野検査をすることも大事なんだそうです。視野検査は緑内障の症状をチェックする検査の一つと考えられているからです。
そのため、1年半のステロイド治療が終了した時、私は視野検査をしました。
ステロイドの副作用(その8)にきび、吹き出ものが出来やすくなる
これもステロイドの副作用です。私も入院中に吹き出ものが少しでました。ただこれに関しては、私にとっては悩むほどではありませんでした。
頻繁に顔を洗うことですぐに解消できたため、一番問題のない副作用だったと思います。
ステロイドの副作用(その9)消化性胃潰瘍
これも副作用の一つらしいんですが、これに関しては入院中に受けたステロイドパルス治療の時から、ずっと胃薬がずっと処方されていました。
そのおかげなのでしょう。胃のトラブルは起きませんでした。
ステロイドの副作用(その10)白髪、抜け毛
副作用で、白髪が増えたり抜け毛が多くなったりするようです。このことは検診の時にたびたび聞かれました。
抜け毛に関しては、ちょっと驚くほど抜けた気がします。ステロイドの内服でこんなに抜けるのかと驚いたのを覚えています。
白髪に関しても度々検診で聞かれましたが、正直このことはよくわかりませんでした。というのも原田病になったときから白髪はありましたし、年齢的にも白髪が増え始める年齢だったからです。
白髪が出始める年齢ではない場合、この副作用はショックだと思いました。
ステロイドの副作用(その11)白斑
白斑が出来たりしていないかと、これまた何度となく聞かれましたが、これも全く気になるような白斑は出なかったように記憶しています。
比較的色白なので、気にならなかったのかもしれません。注意深くみると、これかな?と思うものがありました。ですから、肌の色によって見え方が顕著に変わるのかもしれません。そういう意味では、私は比較的色白だったおかげで、気づきにくくて助かっている副作用の一つだと思います。
ステロイドの副作用(その12)皮膚が薄くなる
ステロイドの内服を続けることで、皮膚が薄くなることを最初は知りませんでした。というのも、病院からいただいた注意事項にはなかったからです。
ところが、食器を素手で洗ったりするだけで、指がぱっかりと割れ、血が出たりするんです。
すごく驚きました。
見た目以上に痛くて、まるで紙で手を切った時のような感じでした。もともと皮膚が弱いので、余計に起きやすい副作用だったのかもしれませんが、それでも食器を素手で洗っただけで、ぱっくり割れるなんてことは過去になかったので、本当に焦りました。
その対策としてやったことは、綿の手袋をした上からゴム手袋をつけることでした。それで手を保護し食器を洗っていました。ちょっと面倒ですが、これは効果的でした。
ステロイドの副作用について3回にわたり書いて来ました。
(その12)皮膚が薄くなるを除いての項目は、すべて退院時にいただいた「ステロイドを服用するにあたっての注意事項」という用紙をもとに記したものです。
と言ったところで、今回は終わります。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。