こぴちょあです。
在米中、と言ってももうかれこれ四半世紀以上も前になりますが、クリスマスプレゼントとして夫の仕事の関係者の方からNYチーズケーキをホール(whole)でいただいたことがあります。
ずっしりとして濃厚で、それでいてしっとりとしたNYチーズケーキの美味しさが衝撃的でした。今から25年以上も前だからかもしれませんね。
それから今日まで、思い出の味のNYチーズケーキとの出合いがないまま四半世紀が過ぎました。
そんなある日のことです。
ネット検索をしていたら「えもじょわ」さんの作られたNYチーズケーキの写真に目が留まりました。
また食べてみたいと思っていたあの思い出のNYチーズケーキを思い出したんです。
えもじょわさんのレシピや動画に見入っているうちに、もしかしたら私にも作れるかも、いや何がなんでも作ってみたいという気持ちになりました。
で、早速材料を吟味し、先週の土曜日に初めてNYチーズケーキにチャレンジしました。
散々悩んで、まず18cmのケーキの型を買いました。15㎝しかなかったからです。
次に買ったのがケースです。冷蔵庫で冷やす間に必要なケースですが、これも散々迷い結局購入しました。そしてケーキ用のシートも買いました。
いつも以上に意気込んでます。
お金かけてますからね。元を取りたい気持ちが先行しています。
失敗したくない、そう思った私はいつもに無く何度も動画を見たのはもちろんのこと、ブログもしっかり読みイメージトレーニングもしました。
これだけ慎重に事前に準備すれば失敗はないはず。
そう思ったのも束の間でした。
何度もイメージトレーニングをしたのやっちゃいました。
なんと「型の側面にバターを塗りシートを貼り付ける」という大事な作業を不覚にも忘れ生地を流し込んでしまったのです。
焦りました。
と同時に落ち込みました。
何度も作り方を読んで万全だと思っていたのに、最初の段階でやっちゃったからです。
ですが流し込んでいる途中で間違いに気づいたのはまだ幸いだったのかもしれません。
で、どうにか型の側面にシートを貼り付けることができました。とはいえ側面のシートの下側がヨレヨレですね。
他にも失敗が。
これはオーブンのクセもあるので致し方ないのかもしれませんが、正直これにも落胆しました。
というのは、えもじょわさんはコンベンション機能を使わずに通常のオーブン機能で焼くと書かれていました。
調べると、うちのオーブンはコンベンション機能のオーブンのようです。
なのでコンベンション機能のオーブンの場合は温度を20℃下げればよいとも書いてくださっていました。
とはいえ、「そんなに下げて大丈夫かな?」とちょっと迷いながらも指定温度を20℃下げて160℃に設定し、湯煎焼きで30分焼きました。
ですが30分経っても全く焼き目が付きませんでした。
この後、更に温度を下げてもう30分湯煎焼きするので、「なるほど!次の段階で焼き色がつくのね」と勝手に思っていました。
ところが、30分してもほとんど焼き目がつきません。
この時の温度ですが、通常のオーブンでは160℃で30分なので、この段階でも20℃下げて140℃にしました。
途方にくれましたが、焼き色がないと美味しそうに見えません。
結局全ての工程が終了した後、苦肉の策を取ることにしました。
もう自分の感を頼りにやるしかありません。
焼き目にフォーカスすることにしました。
ということで、初めは恐る恐る160℃で10分に設定しました。
オーブンの前でずっと中の様子を見張っていましたが、6分経っても変化がほぼありません。
思い切って180℃に変更しました。
悪戦苦闘した結果がこちらです。
おかげで色目はつきましたが、表面は凹んでしまうし、案の定、後からシートを押し込んだので側面もガタガタてすね。
せめて味は想像していた味であって欲しいと願いました。
そんな私の様子を見ていた息子は「美味しくできてると良いね」と優しく労ってくれました。
「夫も上出来だよ。」と焼きあがったチーズケーキを見て励ましてくれました。
味さえ良ければ希望も持てるし次につなげられます。
6時間以上冷蔵庫で冷やしたNYチーズケーキを切り分けました。
見かけは……でしたが、味はすこぶる良くて安心しました。濃厚で美味しいNYチーズケーキに仕上がっていました。
写真で惚れ込んだ「えもじょわさん」のレシピをチョイスして良かったと思った瞬間でした。
ただ当時の記憶(と言ってもこの記憶もかなり怪しいですが)では、思い出のNYチーズケーキはアメリカのものなのに、もう少し甘さが抑えめだった気がしています。アメリカを何だと思ってるって言われそうですね。( ̄▽ ̄;)
と言うことで、次回はその点を踏まえつつ再び作ることにしました。
といったところで、今回は終わります。
なんだか思いの外、長文になってしまいました。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。