こんばんは、こぴちょあです。
今日は前回の続きです。下記は前回の記事になります。
良かったら、最後までお付き合いください。
キンダーガーテンのクラス
息子がエレメンタリースクールのキンダーガーテンになる時、クラスマザーをやると意思表示をしたものの、クラスマザー集会当日に内容を知り、辞退を申し出た話を前回に書きました。
その時にも書きましたが、息子は不安で辛くても、逃げだすことはできません。休み時間に母国語で話しリラックスできる相手もいない中、頑張らなければならなかったわけです。実際、健気にも頑張ってくれました。
よく、子供は順応性があるから大丈夫という方がいらっしゃいますが、それは大人の思い過ごしじゃないかと思うのです。
確かに小さい頃の方が頭も柔らかいので覚える速さも違うでしょう。
とはいえ、大なり小なりのプレッシャーは大人と同様に受けているんだと思います。むしろ経験が無い分、プレッシャーは大きいかもしれません。
その証拠に、私が知る限りですが、現地で生活をしていた日本の子供たちにチック症状が見受けられたからです。私の息子も例外ではありませんでした。
初めてのご近所さん
向こうに着いて、最初にご近所付き合いをさせてもらったのは、道を隔てたお向かいの家族でした。
実は、夫は私達より3ヶ月ほど先に渡米していました。当時、夫の会社の規定では、家族を迎え入れる前に住まいや日常使用する車を用意したり、ナーサリースクールを決める手続きをしたりと、ある程度すぐに生活ができるように準備をしなくてはならなかったんです。
そのため、大まかなことは全て夫が決めるのですが、住まいの場所の選択(学校が関係してくる)やナーサリースクールのことについては、主に国際メール便でやり取りしていました。
メールでのやり取りがまだ一般的ではない時代でしたし、かといって国際電話は高かったので、そうそう頻繁にはかけられませんでした。25、6年前と比べると、いろいろなことが大違いですね。
そんなわけで住まいが決まると同時に、軽く挨拶を済ませた夫からの情報で、道を隔てたお向かいには息子より2,3歳上の男の子がいることを聞いていました。人懐っこい可愛らしい子だと言っていたので、もしかしたら息子にとっても良いお兄ちゃんになってくれるかもと期待していました。
実際、息子と私が引っ越しの挨拶に行った時に、とても歓迎してくれました。事前に夫が話をしておいてくれたこともあるのでしょう。夫の情報通り、とっても優しくて人懐っこい息子さんで、うちの息子を可愛がってくれました。息子がキンダーガーテンに上がった時、彼は確か同じエレメンタリースクールの 4th grade だったと記憶しています。
言葉がわからないのに、息子を弟のように気遣って一緒に遊んでくれて、とてもありがたかったです。
校長先生に直訴⁈
お向かいさんとは、学年は違うものの子供がいる者同士ということもあって、家族ぐるみでのお付き合いをしていました。
ある時、息子の担任は誰なのかと彼女に聞かれたことから、つい愚痴ってしまったんです。息子以外の日本人はみんな同じクラスだと。不満に思っていたからでしょう。
すると、彼女に言われたんです。
「子供の為に、校長先生に掛け合いに行くべきよ!」と。
思わずびっくりして耳を疑いました。彼女が言うにはフェアーじゃないというのです。確かに私もそうは思いました。4人いるなら2人ずつで良いんじゃないかと。
アメリカに来て1年が経ったとはいえ、言葉の壁がまだまだすごくあるばかりか、文化の違いもよくわかっていないのです。そんな私に抗議をしに行けという彼女に、思わず気圧されました。しかも会ったこともない校長に。
私の気持ちを汲んでくれたのは嬉しかったのですが、まさか校長先生にフェアーじゃないと言いに行けと言われるとは思ってもみませんでした。
最後に
彼女からはそう言われたものの、結局は校長先生に抗議をすることはできませんでした。
私が1年かけて出来るようになったことといったら、
車でナーサーリースクールへの送り迎え、ナーサリースクールでのお手伝い、車で行く買い物、内科をはじめとして、お医者さんにかかるためにに英語で予約すること…。
息子を見守りつつ、日常生活に慣れることが私には精一杯でした。
郊外に住んでいたこともありますが、向こうではどこへ行くのも車が基本でした。ですから、正直それに慣れるだけでも大変でした。今のようにナビもなかったですし…。
と言ったところで今回は終わりです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。