こぴちょあぶろぐ

原田病になったことがきっかけで、このブログを始めました。今では料理など、自分の好きなことを中心に書いています。

ステロイドの長期服用と使用で嬉しい誤算⁉︎

こんにちは、こぴちょあです。

 

今日は恨めしい副作用のオンパレードだったと思っていたら、ちょっとだけ嬉しい誤算もあったので、その事を書きたいと思います。

 

45年近くも毎年春先が辛かった!

「春先が辛い!」それだけで「花粉症の事かな?」と想像がつくのではないでしょうか?そして今や花粉症と言えば国民病と言われるほど、多くの方が発症している病気だと思います。

 

中でもスギによる花粉症が有名ですよね。そんな市民権をも所有しているかと思われる花粉症ですが、実は花粉症という病名がまだ確立するずっと前から私は患っていました。

 

かれこれ45年ほど前にさかのぼるんですが、毎年春先になるとアレルギー症状がおこっていました。それで医師からは「季節性アレルギー結膜炎及び季節性アレルギー鼻炎」と言われていました。

 

どの位の人がその当時から同じ悩みを持っていたかはわかりませんが、私が思うに原田病と同じくらい、その当時はまだまだ珍しい病の一つだったように思います。

 

私が発症したのは高校生になった頃でした。その頃、私の周りで毎年春先に辛い思いをしている人は少なかったように記憶しています。その後、ジワジワと侵食していくかのように、いつの間にか春先のアレルギー患者は増え続けてきた気がします。

 

とにもかくにも毎年2月、3月ごろになると、目は死んだ魚の目のにどろんとする上に痒くてたまらず、毎年春先が恨めしかったですねぇ。鼻は詰まったかと思うと水のように流れだし、鼻をかんでもかんでも止まらない状態。そのせいか眠りも浅くなるため、頭もぼーっとするし。なので毎年春先はとても悲惨でした。

 

いつ頃のことだったか忘れるくらい前のことですが、「なんのアレルギーに反応するのか一度調べてみようか」と医師に言われ調べたことがありました。そしてその時に出たのが杉花粉のアレルギー!しかも杉のみに反応という結果でした。

 

先生には「珍しいねぇ。杉にだけ反応するって。普通、なんかしら他のアレルギーも出るのに。ま、杉の時期だけ我慢すればいいんだから良かったね」と言うような事を言われたんです。毎年辛いのに「杉だけで良かった」って、「それが医者の言う言葉なの⁉︎」と心の中で憤慨していたのを覚えています。まぁ、確かに1年中辛い思いをされている方に比べれば、ラッキーだと思うべきなのかもしれませんが。

 

幸いと言ってはなんですが、国民病になると薬も改良されるのか、薬の効きも昔に比べて相当良くなっていると思います。それでも全く症状が無くなるわけではないですが。 

 

 

え、ウソみたい。もしかして花粉症が治った⁉︎

ウソみたいな本当の話です。夫の仕事の関係で一時海外に住んでいた時期があったんですが、その時は毎年春になっても、花粉症の症状が全く出なかったんです。

 

単細胞の私は「ついに季節性アレルギー鼻炎と結膜炎が治った‼︎」と何の根拠もなく勝手に思い込み、なにも考えずに春先の日本へ一時帰国したんです。すると不思議なことに、日本の空港を降りたとたん、鼻がムズムズし始め、くしゃみを連発し始めたんです。

 

その時になって、治ってなかったんだとようやく気づきました。でも後の祭りでした。よくよく考えてみれば、国が違えば反応するアレルゲンも違うんですから当たり前ですよね。それなのに全く気づくどころか不覚にも治ったと思ったのですから。

 

慌てて近くの薬局に行き、市販の花粉症の薬を飲みましたが、スギ花粉を吸い込んでしまった後だったせいか、日本にいる間中、花粉症の症状に悩まされたのを覚えています。

 

 

ステロイドの服用とステロイドの目薬で花粉症の症状が出ない

原田病になったのが2016年の5月だったので、その前までは恒例のごとく毎年2月に入る前には花粉症の薬、アレロックを処方してもらっていました。

 

ただ2017年の春は、ステロイド薬を服用しステロイドの目薬もしていたので、退院時の医師の予想?通り、アレロックの服用はなくても花粉症に悩まされることは全くありませんでした。

 

ステロイドを大量に、しかも長期に渡る服用や目薬の使用で色々な副作用にも悩まされていました。ですから一日も早く薬の終了を願っていました。そんな時期にたまたま花粉症の時期に被っただけの出来事でしたが、そのおかげで花粉症に悩まされることなく過ごせたので、私にとっては嬉しい誤算でしたし、せめてもの救いでした。

 

今年はすでにステロイド治療が終了していたので、今年の春はアレロックは必要だろうと思い、2月に入ってからアレロックをすぐ飲み始めました。ところが幸か不幸か今年の2月の検診で、再発の兆候があると診断され、再びリンデロンという強めのステロイド目薬が開始となりました。

 

そのおかげなんでしょう。今年も花粉症の症状はほとんど出ずに済みました。もしかしたら、ステロイド目薬のリンデロンを再び開始したことが、アレロックの効果以上に大きな影響を与えたのかもしれません。タイミング良く今年も花粉症の症状に悩まされずに済みましたが、今年は素直に喜べませんでした。再び開始したのがステロイドの目薬だけとはいえ、眼圧が高くなったり白目の出血が多々起こったりし始めたからです。

 

再発の兆候までに内服薬も目薬もなかった時期は4か月間だけでしたが、1年半の治療の間にステロイド白内障が始まってしまいましたし、再発の兆候で開始したのはステロイド目薬だけですが、眼圧が高くなったため眼圧を下げる薬の治療も増えました。また、今月の定期検診では左目の脈絡膜が少し厚くなったので、今回でやめるはずの強めのステロイドの目薬も止めることができませんでした。

 

何が言いたかったのかというと、ステロイドの恩恵で花粉症の辛さを免れたことよりも、至極当たり前ですが、やはりステロイドを使わないで済むことが大事だということです。もちろん、私の場合はステロイドを使わなければならない原田病になったからであって、ステロイド治療がなければ大変なことになっていたと思います。ですからステロイドを否定しているのではありません。どうかそこら辺の所を誤解のないようお願いします。

 

何をすれば再発しないのか、いまだ解明されていないので医師からのアドバイスは受けられないのですが、自分なりに少しでも良いと思えることを手探り状態でもやっていくことが大事なんじゃないかと思っています。

 

なんだかとりとめもないことを長々と書き綴ってしまいましたが、今日はこのへんで終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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