こぴちょあぶろぐ

原田病になったことがきっかけで、このブログを始めました。今では料理など、自分の好きなことを中心に書いています。

原田病で睡眠薬のお世話になった時の話

こんにちは、こぴちょあです。2018年も今日で最後ですね。

 

こぴちょあぶろぐも今日が今年最後の更新となります。

 

今日は睡眠薬のお話をしたいと思います。

 

ステロイドの副作用で睡眠障害が起きた時

みなさんは、睡眠薬って使ったことがありますか?

 

私は原田病で入院した時、生まれて初めて睡眠薬のお世話になりました。睡眠障害が起きたからです。

 

ステロイドのせいで眠りが浅くなり、すぐに目が覚めてしまうなんて、思ってもみませんでした。

 

そんな症状が起きたのは、入院中の初めてのパルス治療後あたりからでした。

 

眠れない日が続いたので、担当医にその話をしたところ「ステロイドのせいだから、睡眠薬を飲んでみる?」と言われたんです。パルス治療を始めると、睡眠障害がよく起きるからでしょうか?

 

でも漠然とでしたが、睡眠薬は飲みたくないと思った私は、医師の提案を断りました。

 

『眠れなくて辛いけど、そのうちに眠れるんじゃないかな⁈ 』と思っていました。眠れないって伝えたのに、矛盾してますよね。

 

ところが、やっぱり眠れないんです。睡眠が浅いせいか、病室を離れる時もフラフラする始末。さすがに限界だと思い、断った睡眠薬を処方していただくことにしました。

 

処方された睡眠薬

マイスリーでした。この薬は睡眠を促す睡眠薬で、入眠障害に使われることが多いようです。そのため睡眠導入剤とも呼ばれているのだそうです。

 

睡眠導入剤を処方されたと言っても、入院中は手元には置けません。他の薬と同様に、睡眠薬の管理は看護師さんがしてくださいました。

 

睡眠薬が他の薬と違うのは、眠れなくて必要だと思うたびに申告し、看護師さんから手渡しされるんです。

 

その当時の記録を見ると、次のように書いてありました。

 

以下のブルーの文字の部分がノートに書いてあった事柄です。

 

1クールのステロイドパルス療法終了の翌日の出来事です。

 

・21時30分頃  就寝

    ↓

・22時30分頃 トイレへ    

   (睡眠時間1h)

 

・22時40分頃 再び寝る

              ↓

・0時01分   咳で目が覚める  

   (睡眠時間1.5h弱)

 

・0時13分   マイスリーを飲む

    ↓

・4時14分   トイレで目覚める 

    (睡眠時間4h)

・4時34分 まだ眠いので再び寝る

    ↓

・6時05分 目覚める                 

   (睡眠時間1.5h)

       睡眠時間の合計8h

 

マイスリーを26日の夜中に初めて飲む。日付が変わってから飲んだので、(実際には)日付は27日?

 

初めての睡眠薬だったからか、起床後もふあふあしている感じがずっとある。横になるとす〜っと眠入ってしまうような感じ。

 

23日~25日と睡眠不足が続いていたせいか、2,3時間だとしても固まりで眠むれた実感があるのは、とても大事なことだと思った。

 

 

 

2日目のマイスリー

ベテランの看護師さんに、マイスリーを飲むのなら日付が変わる前の方が良いとアドバイスを頂く。

 

今日は消灯時間の21時に服用。睡眠時間 3.5+4=7.5 

 

上のメモを見ると、2日目の睡眠時間は、一旦目覚めたものの、固まりで3.5時間と4時間で計7時間半も寝られたことがわかります。

 

ただメモには、なぜ日付が変わる前に飲んだ方が良いのかを記してないので、理由がよくわからないですよね。理由が大事なのに。

 

記憶にはないのですが、ノートを読み返すと、3日目もマイスリーを飲んでいたようです。

 

日にちが経つと、記憶は曖昧になるので、やはりメモを取っておくのは大切だなと思いました。

 

この日は飲んだ後に、みぞおち辺りに少し圧迫を感じたと書いてありました。

 

またこの時は、 2+2+3=7とあったので、昨日よりもずっと小分けぎみに目が覚めていたのがわかります。

 

それでもトータルで7時間は眠れたのは、マイスリーのおかげでした。

 

睡眠導入剤と言われるマイスリーについて

マイスリーという睡眠薬は、入眠障害に有効な睡眠薬と位置づけをされているので入眠の即効性に期待ができるんだそうです。

 

 

そして飲んでも翌朝の眠気やふらつき、依存性も少ないと言われているとのことでした。

 

ここでいう依存性が少ないというのは、従来の睡眠薬に比べ依存性が抑えられていると言う意味のようです。

 

つまり、単に「今までの睡眠薬に比べたら、依存しにくいよ。」ということであって、全く出ないわけではありません。

 

それはそうですよね。

 

導入剤といっても睡眠薬なわけですし、やはり漫然と飲んだら依存する可能性はあるってことなんだと思います。

 

マイスリーを飲むと「疲れ切って眠ってしまう」、そんなような状態を作り出す睡眠薬みたいです。疲れ切っている時に、すぐさま眠りに着くって感じですね。

 

その為、マイスリーの副作用としては、健忘に注意なんだそうです。

 

サイトを読んでいて「健忘って?」と思ったのですが、実は健忘を経験していました。

 

 健忘の対策は次の2つだそうです。

 

・寝る直前にマイスリーを飲む。

・絶対にアルコールと一緒に飲まない。

 

対策って書いてありましたが、睡眠薬に限らずどんな薬をでもアルコールはダメだと思うんですが。^^;

 

マイスリーを飲んでの驚き体験!

「家に戻れば、マイスリーがなくても眠れるようになる」そう言われていたものの、やはりマイスリーがあると入眠しやすいんですよね。もう依存?で、いざという時のために5日分だけ処方してもらいました。

 

その時に1度だけでしたが、やってしまったことがありました。

 

実は、寝る直前に飲まなきゃいけないのに、飲んだ後に寝る支度をしてしまったんです。

 

そうです。それで健忘を経験してしまったんです。

 

健忘を経験したと思われる翌朝、息子に歯磨きが大変だっと言われたんですが、私には一体何のことだか見当もつきません。なぜなら、その間の記憶が完全に飛んでいたからです。

 

息子の話では、歯を磨こうと洗面所にいるのに、歯ブラシを口にくわえたままぼーっとしていたんだそうです。

 

既にマイスリーを飲んでいたことを知らなかった息子は、よほど疲れているのかなと思って様子を見ていたとのことでした。それなのに、一向に歯を磨いている気配がないので、声をかけてくれたとのことでした。

 

というのも「ステロイド治療は、免疫を抑えるため虫歯にもなりやすいから、十分気を付けるように!」と医師から言われていたのを息子もちゃんと覚えてくれていたからでした。

 

と同時に私自身も歯磨きに、かなり神経質になっていたんです。ところが、もうろうとしていた私は口をちょっと開けたかと思うと、すぐにまた閉じるのの繰り返しだったそうです。

 

そこで仕方なく、私の頬をぐっと抑えて口を無理やり開け、私の歯を磨いてくれたんだそうです。しかも当の本人は眠っているので、まっすぐ立つこともままならない状態です。

 

悪戦苦闘して、私の歯を磨いてくれていた息子でしたが、うっかり歯ブラシを洗面器の中に落としてしまったんだそうです。無理もないですよね。口をすぐに閉じるは、ふらふらして立っているのもままならない私を手伝ってくれていたのですから。

 

で息子が歯ブラシを拾い上げようとした時、私が驚きの行動をとったんだそうです。意識がないのに、音に反応したのか懸命に首を横にふり始めたんだそうです。

 

もうろうとしながらも、それは汚いから嫌だと懸命に訴えているかのようだったと、翌日息子に言われました。

 

その時息子は、「新しい歯ブラシに変えるから、大丈夫だよ。」と声をかけてくれたらしく、それを聞いて安心したのか、首を縦に振ってうなずいていたと言われました。

 

 

そんな話をされても私自身には記憶がなかったため、信じることが出来ませんでした。ところが証拠があったんです。予備にあったはずの歯ブラシがなくなっていました。

 

 

何度その話を聞いても私の記憶にはないのですが、どうやら息子が大変な思いをして手伝ってくれたことは事実だったようでした。

 

 

この一連の出来事は、お酒を飲み過ぎて一部の記憶が欠如してしまう状態に似ていますよね。お酒で失敗をしたことがある方は、想像しやすいかもしれませんね。

 

ステロイド治療の副作用で睡眠障害になった時に、睡眠導入剤を使うことはかなり有効だと思います。我慢しないで飲んだ方が良いと思います。でも飲む際には、私のような失敗をしないためにも、次のことに気を付けてくださいね。

 

飲むなら必ず寝る直前に!そして飲んだらすぐに布団に入る!   

 

と言ったところで、今回は終わります。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

来年も引き続き、こぴちょあぶろぐをよろしくお願いします。

 

では、皆様もどうか良いお年をお迎えください。

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