こぴちょあぶろぐ

原田病になったことがきっかけで、このブログを始めました。今では料理など、自分の好きなことを中心に書いています。

ステロイドを使用するにあったって注意すべき副作用とは

ステロイド治療の必要性とその副作用

こんにちは、こぴちょあです。今回は長期に渡って使用することで起きるステロイド剤の副作用について、自分の経験をもとに書きたいと思います。

 

 

原田病の治療にはステロイド剤は欠かせないため、原田病と診断された際には、今の医療ではステロイド剤での治療は避けられません。原田病はぶどう膜炎の一つで、自己免疫疾患です。

 

 

ですから免疫異常を抑えたり、炎症をしずめる効果があるステロイド剤をできるだけ初期のうちに、しかも大量にステロイドを注入するステロイドパレス療法がとても有効に働くのだそうです。もちろん、その治療は入院でする治療で、退院後はステロイド剤をはじめ数々の内服薬と目薬での治療が続き、その間にも定期的検診がありました。

 

 

担当医には「治療中に再発がなければ1年くらいで内服薬は終了できる」と言われていたので、それを励みに過ごして来ました。幸いにも内服薬を終了するまで再発はなかったものの、予定通りにはいきませんでした。私の場合、結局内服薬薬が終了するまでに1年半かかりました

 

 

みなさんもご存知のように普通、免疫はさまざまな病原菌などから自分自身の体を守ってくれるものですよね。ところが自己免疫疾患になってしまうと、本来であれば自分自身を守ってくれるはずの免疫が、なぜか自身の一部を敵と間違えて攻撃をしてしまうのだそうです。

 

 

原田病の場合はメラニン色素細胞を標的とするため、メラニン色素が多い組織が炎症を起こすのだそうです。メラニン色素が多い組織は目、耳、髄膜、皮膚、毛髪などで、目だけに特化するものではないのですが、目に現れるものなので眼科が主流となるようです。

 

 

そこで免疫の暴走を鎮める薬がステロイドなんですね。この薬は暴走した免疫機能を抑えたり炎症をしずめたりする効果があるため、原田病の治療には、今の段階ではこの薬を用いて治療するのが一般的だとのことです。

 

 

副作用 (その1) 感染しやすくなる

暴走した免疫を抑える力のあるステロイド治療で炎症が鎮まるものの、今度はあらゆる免疫を抑えつけてしまうため免疫力が極端に低下してしまうという欠点があります。そのため感染しやすくなるんだそうです。

 

特にステロイドの量が多い4ヵ月間くらいは、なるべく人込みを避けるようにと言われていたので、検査で移動するとき以外は出歩かないようにしていました。

 

人の集まるところは院内でもなるべく避けるようにと医師に言われていたので、私は入院中も患者同士がテレビを見たりお茶をしたりできる場所さえも近づかないようにしたり、院内のコンビニにもいかないように気を付けていました。もちろん常にマスクをするようにしていました。

 

兎にも角にも自分を守ってくれるはずの薬(ステロイド)が免疫力をも抑えてしまうため、細菌やウイルスに感染しないように気を付けることが必要でした。

 

免疫力低下の為にうがい手洗いも頻繁に、それこそ神経質なんじゃない?ってくらいやっていました。あ、あと、病室の入り口に消毒液が用意されていたので、手洗いの後には手の消毒も欠かさずしていました。

 

 

そうした努力をしていましたが、それでも入院中に風邪っぽい諸症状が出たり…。軽い症状でしたが鼻水、鼻詰まり、咳で辛かったようです。って自分のことなのに変な書きかたですね。すみません。記録ノートを見たら、そう記してあったんです。人の記憶はいい加減でというか、私がいい加減なのかもしれませんが、とにかく2年以上も前のことなので、実はノートを見ると記憶違いとか、忘れていることが多々あるんです(笑 

 

 

入院中でさえ、注意を払っていても風邪の症状に悩まされたことがあったので「ステロイドの内服薬の量が多い期間、特に4か月は人込みを避ける、感染しないように気をつける」という医師からの注意されたことを守れるのだろうかと不安でした。

 

  

ですから家族には、外出時にはマスクをして出かけてもらい、帰宅したらそのマスクは捨ててもらう、また手洗いやうがいもこまめにお願いしていました。テーブル等は除菌できるアルコールタオルで拭いたりと除菌に気をくばりました。神経質過ぎると思わるかもしれませんが、不安を回避できるように、できる限りの協力をお願いしていました。

 

 

また大量のステロイド剤の注入と長期の服用中は、通常よりも虫歯にもなりやすいらしく、歯磨きは食後のたびに毎回デンタルフロスも使用し時間をかけて丁寧に行っていました。そのかいあってか、現在も虫歯にはなっていません。

 

 

ところが不思議なことに、退院後すぐに詰め物が取れて焦りました。1年のうちに4回も(そのうち同じ所が2回)詰め物が取れたのです。

 

 

ステロイドの服用量によっては骨がもろくなるとのことなので、そのことと関係があるのではと思ったのですが、今のところ、関係性はわかっていないそうです。とはいえ、1年に4回も詰め物が取れたことなど一度も経験していないので、なにかしら関係性があるのではと私は思っているのですが………。

 

 

 ステロイドの副作用 (その2) 骨がもろくなりやすい

ステロイド剤の服用量が多く治療期間が長い場合、事前に骨粗鬆症の薬を服用しないと骨粗しょう症になりやすいとのことで、退院日の土曜日から週に1度骨粗しょう症治療薬のアレンドロン酸35㎎を飲むよう指示を受けました。

 

 

この薬は週に1度、起きてすぐに食事をする前に飲む薬です。私は退院日の土曜日の朝から飲み始めたので、私の場合は毎週土曜日の朝に飲み続けました。

 

 

骨粗鬆症の薬はステロイド内服薬を飲み続ける上で必要な薬なのですが、それを飲むことのリスクももちろんあるんです。とは言え飲まなければ、骨粗鬆症になる可能性が高くなるわけですから飲まないわけにはいきません。「骨粗鬆症の薬のリスクって何か!」それはまた別の所で書きたいと思います。

 

 

ステロイドの副作用はまだまだあるのですが、この続きはまた後日ということで、今日はこの辺で終わりたいと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また。

 

 

プライバシーポリシー・問い合わせ